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強みはどんなところ?

経営環境

サステナビリティの重要性を追い風に、脱炭素社会へ向けたDX*が加速。物流業・金融業・製造業がこれまで特にDXを牽引してきたが、今後は小売業や不動産業も伸びるとともに、大手企業のみならず中小企業にも浸透すると見込まれている。
*Digital transformation(デジタルトランスフォーメーション)。 「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念

特長

革新を続けるIT市場において持続的に成長していくために、当社は次の4つの強みを活かし、企業価値の拡大に努めています。

 1.「盤石な財務基盤」

 2.「変化への対応力」

 3.「開発力」

 4.「多角的事業展開」


1.盤石な財務基盤
堅実な黒字経営により、各指標において健全な水準を維持。
ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料やエネルギー価格の高騰、世界的な金融引き締めによる不透明な状況においても、安定した経営基盤を強みに、事業規模及び収益拡大を積極的に推進。
自己資本比率83.7% 流動比率895.7% 固定比率13.0%

2.変化への対応力
時代変容にアジャストし、革新の激しいIT市場において収益性と成長性を見極めながら事業を進化。

3.開発力
「自社開発で培ったノウハウ」「最新技術の積極導入」「広範な開発領域」「豊富な開発実績」を基にした開発力で顧客課題の解決に貢献。

4.多角的事業展開
コンテンツプロバイダとして創業して以来、一般消費者向けコンテンツの提供から法人向けサービスまで事業を拡大。事業を多角化することで事業運営を安定させると共に、シナジーを活かすことで各事業を強化。

今後の展望

クリエーション事業

▼コンテンツサービス

2022年に8兆5,220億円まで拡大したモバイルコンテンツ関連市場。各種プラットフォームで自社コンテンツを配信しているコンテンツサービスでは3つの区分に分け各施策を実施。
ターゲットの見直しでニーズを掘り起こし、他社とのアライアンスも含めて自社IPの有効活用による多面展開を促進。新規及びグロースコンテンツを創出し、積み上げによる安定運用で事業を拡大。


▼ビジネスサポートサービス

法人向けに自社IPサービスを提供しているビジネスサポートサービス。「キッティング(端末初期設定)」「交通情報」「コミュニケーション」の3つの分野でそれぞれ施策を推進。

キッティング

2022年3月に人口普及率161%の2兆292万件となった移動系通信の契約数。RPA*ツール『Kitting-One』を用いて自動で端末を初期設定するキッティング支援サービスは、高品質な製品力を基に3つの施策を実施。

①取引先への営業強化で既存顧客を深耕
②BtoBtoCにもビジネスモデルを拡張し新規顧客を獲得
③パートナー企業との連携強化で生産性向上

*Robotic Process Automationの略。認知技術を活用した業務の効率化・自動化の取組み

交通情報

2024年度には500億円を超えると予測されている屋内・屋外の位置測位ソリューション市場。物流効率化や自然災害対策、商業施設等の販売促進に伴う需要増加を背景に施策を実施。

①DX化が進む物流業界に対し提供システムを最適化
②自然災害増加に伴う音声案内需要の高まりに伴い、天候情報を融合した交通情報提供にてTV/FM局へ営業強化
③新型コロナの5類感染症移行に伴う経済活性化で販売促進を図る商業施設等へ向け交通情報・位置情報解析サービスを提供強化


コミュニケーション

働き方改革や業務効率化に向けて2026年に5,991億円まで拡大すると予測されている、IP-PBXを含む国内UC&C*1市場。当社IP-PBX*2コミュニケーションシステムでは、4大通信キャリアを含む7つの主要通信事業者*2に対応し高品質な通話を実現している強みを基に2つの施策を実施。

①既存パートナーとの連携強化により販売を促進
②サービスを拡充し新規パートナーを獲得

*1 Unified Communications and Collaborationの略で、様々な通信・伝達手段を統合し、一貫した使用感により利用することができるような技術やシステム、サービスなどのこと
*2 インターネット回線を活用した電話交換機

ソリューション事業

▼システム開発・運用サービス

自社開発コンテンツで培ったノウハウと、最新の技術を取り入れてきた技術力で、大手企業の大規模プロジェクトをはじめ各種システムを受託開発。
また、受託開発を通じて得た顧客の要望に応じ、業務支援サービスと端末周辺サービスへも事業を拡大。更なる拡充を図る。

受託開発

企業の旺盛なIT投資意欲を背景に、2027年には7兆177億円まで拡大すると予測されている国内ITサービス市場。自社開発コンテンツで培ったノウハウと、最新の技術を取り入れてきた技術力で、大手企業の大規模プロジェクトの他、DX関連開発にも参画。コンサルティングから企画・開発・運用までトータルにサービスを提供しストック型ビジネスにすることで積み上げ式で事業拡大を図る。


業務支援サービス

企業のDX推進等の高まりに伴い、2023年度には1兆2,500億円にまで拡大されると予測されているデジタル人材関連サービス市場。
大手通信キャリアをはじめ各種企業に対し、高度人材により上流工程の業務を常駐型で支援。DX推進、スマートシティ促進、ICT教育支援、地域経済促進などのプロジェクトに参画。
チーム編成と拠点間連携でさらに質を高めて事業を拡大。


端末周辺サービス 他

企業における不要端末を資産化する中古端末買取販売サービスや、SIAA*の認証を取得した抗菌・抗ウイルスのガラスコーティング剤、業務拡大ツールを提供している端末周辺サービス。
2026年度に販売台数342台にまで拡大すると見込まれる中古端末市場をはじめ、企業のIT投資意欲や新たな生活様式の定着を背景に、既存代理店の連携強化と新規代理店の開拓で効率的に事業を拡大。

*抗菌技術製品協議会:適正で安心できる抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及のためにメーカーや試験機関によって設立された団体