日本エンタープライズグループは創業以来、「綱領」を会社経営の礎にITサービスを通じて社会課題の解決に取り組んでまいりました。社会が多様化する中、持続可能な社会構築に向けて事業創出・事業育成を図ることを目的に新たに「パーパス(目的)」等を制定しています。ステークホルダーの皆様にとって便利で楽しく快適な世の中となるために新たな価値を創造し続けることで「社会的価値」と「経済的価値」を両立させ、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
我々は商人たるの本分に徹しその活動を通じ社会に貢献し、文化の進展に寄与することを我々の真の目的とします
我々は以下に掲げる五精神をもって一致団結し力強く職に奉じることを誓います
一、商業報国の精神
一、忘私奉職の精神
一、収益浄財の精神
一、力闘挑戦の精神
一、感謝報恩の精神
私たちはIT関連ビジネスのプロフェッショナルとして、日々自己啓発を行うとともに、自分自身の行動に、自信と責任を持ちます。また、互いの個性と自由な発言を尊重し、切磋琢磨して能力を高めあい、社内改革と社業の発展に努めます。
私たちは、以下を行動規範として定めます。
経営を通じて心を高め、物心両面の真の幸福を目指すのが、当社の目指す経営のあり方です。
厳しい仕事を通して人間性を高め、尊い成果を得ることで社員全員の物心共の真の幸せを目指す、これが当社の経営の真の目的です。その中では経営者も命をかけて皆の信頼に応える、働く仲間は、心からこの会社を良くしようと思って働く、そして少しずつでもすばらしい、人に自慢できるような、皆がこの会社で働いて良かったな、と思う会社にしていくのが当社の目指す会社像です。
日本エンタープライズは、資金も信用も実績もない、創業者ただ一人で起こした会社でした。当時あったのは、創業者の「とにかく社会の役に立ちたい」という、強い思いだけでした。そこにこうした理念に共感する人々が集い、会社の体(てい)を成すに至っていったのです。一人一人があるだけの知恵を出し合って会社の発展のために精一杯努力をする、それこそが当社の強みなのです。
人の心は移ろいやすいなどと言いますが、人の心の結束ほど強いものはないのです。一人一人が日々切磋琢磨し、その卓越した力をつけ、衆知を集め全員で経営することこそが、当社の進歩発展と、社員全員の真の幸福への近道であると考えます。
会社が利益を上げることは恥ずべきことでもなければ、後ろめたいことでもありません。むしろ会社が適正に利益を上げることは、それだけで社会善(功徳)なのです。
自由市場において、競争の結果で決まる価格は正しい価格であり、その価格で堂々と商いをして得られる利益は正しい利益です。厳しい価格競争のなかで、改善を進め、付加価値を高めていく努力が利益の増加を生むのです。
堂々と利益を上げましょう。
お客様に喜ばれ、利益を上げ、社会に奉じる、これが日本エンタープライズなのです。
当たり前のことを当たり前に行う。それが当社の基本的な考え方です。すなわち、すべてのことを原理原則に照らし合わせて判断してきたわけです。
会社の経営というものは、筋の通った、道理に合う、世間一般の道徳に反しないものでなければ決してうまくいかず、長続きはしないはずです。
我々は、「いわゆる経営の常識」というものに頼ることはしません。「たいていの会社ではこうだから」という常識に頼って安易な判断をしてはなりません。
組識にしても、財務にしても、利益の配分にしても、本来はどうあるべきなのか、物の本質に基づいて判断していれば、いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況にあっても、また、外国においても、判断を誤ることはありません。
当社は、創業者一人から始まった自主独立の会社です。自主独立ということは逆に考えると、何の後ろ盾もないということを意味しておりまして、その品質・価格・サービスのすべてにおいて、お客様の満足を十分に得られないではやっていけない会社であるということを意味します。
お客様のニーズに対して、今までの概念をくつがえして、徹底的にチャレンジしていくという姿勢が当社では最も大切であります。「お客様に喜んでいただくこと」は商いの基本であり、これそのものが当社の目的でもあり、お客様に喜んでいただかなければ利益も上げ続けることはできず、会社は永続的に存続できません。
我々は、創業来、会社を一つの大きな家族と見なす経営家族主義を標榜しています。この家族のような関係は、お互いに感謝し合うという気持ち、お互いを思いやるという気持ちとなって、これが信じあえる仲間を作り、仕事をしていく基盤となります。家族のような関係ですから、仲間が仕事で困っているときには、理屈抜きで助けあえますし、プライベートなことでも親身になって話しあえます。
本経営原則の第1条にもあった、人の心をベースとした「心を高める経営」とは、とりもなおさず家族のような関係を大切にする経営でもあり、これこそが個々人が働く上で最も大切な、やりがいや働きがい、生きがいをも高める源泉となっていくのです。
組識を運営していく上で最も重要なことはそれぞれの組識の長に、本当に力のある人がついているかどうかということです。
本当に力のある人とは、職務遂行の能力とともに、人間として尊敬され信頼され、みんなのために自分の力を発揮しようとする人格の高い人です。こうした人が、組識の長として場や機会を与えられ、その力を十分に発揮できるような組織風土でなければなりません。こうした、実力主義によって組識の運営が行われれば、その組識は強化され、ひいてはみんなのためになっていきます。
当社では年功や過去の実績といったものではなく、その人がもっている、真の、総合的な実力こそがすべてを測る基準となるべきだと考えているのです。
当社は創業来、心の通じあえる、信頼できる仲間づくりを目指し、これをベースに仕事をしてきました。したがって役職員・社員同士は、経営者と従業員という縦の関係ではなく、一つの目的(夢)に向かって行動を共にし、自らの夢と組織の夢を実現していく同志の関係、つまりパートナーシップという横の関係が基本となっているのです。一般にありがちな権力や権威に基づく上下関係ではなく、志(理念)を同じくした仲間が心を一つにして会社を運営してきたことにより生成発展を成し遂げてきたのです。
お客様やエンドユーザー・協力会社といったすべての関係者を“お客様”と考えて、目的(夢)を共有する仲間が協力し一致団結してお互いの信頼をベースに課題を解決するべく仕事を進める、それが当社の仕事の進め方です。
企業が付加価値を創造し発展し続けるためには健全な資産状態、筋肉質な経営体質の維持が不可欠です。企業にとって「筋肉」とはヒト、モノ、カネなどの会社の資産です。無駄を省き、必要なものには適切に投資し、それぞれの価値を最大限に引き出します。
どのような分野であっても成果を見出すまでには、基礎的なデータ収集や足を使った活動など、一見地味で単純と思われる努力の繰り返しがあります。常に現状に甘んじたり、満足することなく、より良い方法・より効率的な働き方を求め、日々考える必要があります。これを改善思考と呼びます。今日よりは明日、明日よりは明後日と、改良改善を絶え間なく続けることが、より良い働き方、創造的な事業に繋がるのです。
社会の変化に対応しお客様のニーズにお応えするには、状況の変化をいち早く察知しタイムリーに対応することが不可欠です。意思決定スピード、行動スピード、改善スピードを上げることが、効率的で合理的な業務の遂行に繋がり、品質も上がり、会社の業績も向上します。
まず現場を見る、現状を把握することこそ大切です。現物を見ることで、自分が頭で想像して思っていたことと違うことが理解できます。「現場は宝の山である」との言葉通り現地現物で現場を見ることで、新しい発想も生まれるでしょう。
一人のみに仕事を任せるのではなく必ず複数人でチェックするダブルチェックは、人に罪をつくらせない「保護メカニズム」の役割を果たします。この機能を働かせることで、業務の信頼性と会社組織の健全性を図ります。
組織には力と心の結束が必要です。個々人が多様な価値観を最大限に発揮しながら全社一致で一つの共通した目標に力と心を合わせて向かうことで組織は最大の力が発揮できるのです。
世の中ではよく「不言実行」が美徳とされますが、目標は言葉にすることで自覚もでき、周囲からの応援も得やすくなって、目標達成の確率が上がるものです。「有言実行」は目的遂行のための基本行動と言えるのです。